神瀬石灰洞窟

熊本県指定天然記念物(昭和37年8月7日指定)

 熊本県教育委員会が建てられた看板にはこのように書かれています。

 

 このあたりは、古生層(約5億年~2億3千5百万年前の地層)が球磨川を横切るように分布し、その中にレンズ状に、あるいは帯状に石灰岩層がはさまれている。この洞窟は、このような石灰岩の中に開口した鍾乳洞である。

 間口45m、高さ17m、奥行き70mで、奥にはすり鉢状の穴があり、穴の底は水をたたえて池になっており「御池」と呼ばれている。天井には多数の鍾乳石があり最長3mある。石筍はわずかにみられるが石柱はない。

 天明3年(1783)にこの地を訪れた橘南谿は「西遊記」の中で、こお洞窟には一足鳥と呼ばれる小鳥が数百羽住んでおり、これを捕えると災害や疫病が流行するといって地元で大切にしているという話を記録している。この一足鳥とはイワツバメのことで、ここで越冬するので有名である。