球磨村のカルスト台地

球磨村のカルスト台地
杣鼻山

 球磨村には国道219号線沿いの集落である蔀地区背後から渡の小川谷最奥部の大槻近くまで、西南西から東北東方向に走る平均幅約300m、長さ約6kmの細長い直線状の石灰岩台地が見られます。標高700mから900mのこの石灰岩台地は、神瀬地域と高沢地域を隔てる分水領となっており、高沢地域の横井背後から蔵谷背後にかけては地形図上に直線状の等高線で示される急崖が描きだされております。


大蔵山(おおぞうやま)

大蔵山

 大蔵山は球磨川と国道219号線沿いにそびえる標高約630mで、眼下に球磨川、国道、旧神瀬小学校、芦北箙瀬地区を見ることができます。

 大蔵山へは、国道219号線から村道神瀬大岩線、村道神瀬高沢線を通り林道段ノ峠線の途中から作業道を経て山頂にたどり着くことができます。(山頂まで国道から約7.6km)※一部に未舗装区間があり、普通車の通行は困難。

 山頂はおしりの形のように丸い二つの山が並び、頂上付近にはカルスト地形が広がります。山頂から水平線を見渡せば、北は有明海や島原半島が望め、雲仙普賢岳やすそ野に広がる町の明かりも見ることができます。西には八代海沿岸や天草の島々が望め、夕暮れ時には空と海を赤く染めた夕日が八代海を幻想的に写しています。南西には球磨村の譲葉牧場や水俣方面の山々が見られ、遠くは鹿児島県出水市の山々を見ることができます。

 大蔵山は山頂からの素晴らしい景色と背後に広がるカルスト地形を一度に見ることができる県内でも有数の絶景スポットです。

カルストとは

 カルスト地形とは、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水、地表水、土壌水、地下水などによって浸食されてできた地形(鍾乳洞などの地下地形を含む)。